便箋とは
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便箋とは 【letter paper】
便箋の
便箋(びんせん)とは、手紙を書くために罫線などを印刷した(手紙を書く目的に限定した)用紙をいう。
参考:三省堂 『新明解国語辞典 第四版』、平凡社 『世界大百科事典』
便箋のマナー
筆記具
万年筆・ボールペン・細いサインペン
今では、万年筆のほか、ボールペンや細いサインペンも使用するようになったが、鉛筆や太いサインペンは使用しない。
便箋の折り方・封筒への入れ方
和封筒の場合
和封筒の場合、便箋はまず下から3分の1を折り上げたうえ、上から3分の1を重ねて折り下げて3つ折りにする。
そして、便箋の書き出し(最初の行)のほうが封筒の開口部に来るように(縦書きの場合)、また、便箋の上端が封筒の裏側から見て右になるように封筒に入れる。
洋封筒の場合
洋封筒の場合、便箋はまず縦に2つ折りにしたうえ、横に2つ折りにして4つ折りにする。
そして、折り目が封筒の開口部に来ないように封筒に入れる。
改まった手紙の場合
親しくない人の場合や、お願い・お礼・お詫びなどの改まった手紙の場合は、縦長の白無地※の便箋と封筒を使用するのがマナーである。
※ここにいう「白無地」は色や柄・イラスト入りでない、の意
二重になった封筒を使用するとより丁寧である。
クロワッサン 『ちゃんとした手紙とはがきが書ける本』 マガジンハウス、2015年、23頁。
ただし、弔事やお見舞いの手紙の場合には、不幸が重ならないようにとの意味から一重の封筒を使うことがマナーである。
手紙の折り方と封入の向き | 手紙の書き方大事典 http://www.letter110.net/orikata/
なお、事務用封筒や会社名が入った封筒は、いかにも間に合わせ、という感じを与えるので、使用しないようにする。
クロワッサン 『ちゃんとした手紙とはがきが書ける本』 マガジンハウス、2015年、23頁。
1枚だけの便箋
かつては、せっかくハガキでなく手紙を書く以上、1枚だけだとおざなりな感じがするので、手紙が1枚になる場合はもう1枚白紙の便箋をつけるべき、ともいわれることがあった。
しかし、最近では、こうした習慣はあまり意味がないものとして行われなくなっている。
手紙1枚でも決して失礼にはあたらない。
クロワッサン 『ちゃんとした手紙とはがきが書ける本』 マガジンハウス、2015年、24頁。
便箋の
手紙を書く目的に限定した用紙がつくられたのはいつか明らかでないが、つづり合せていない1枚ずつの筆記用紙に、好みの模様や紋章を印刷したものが起りとみることができる。
日本では、明治時代に毛筆からペン字に移行し、それとともに巻紙から便箋の手紙に変わっていった。最初に便箋が輸入されたのは1905年ころで、明治末期から国内での製造が始まった。
平凡社 『世界大百科事典』
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