(内容証明)家賃の値上げの請求に対する回答書(拒絶)の書き方・例文・文例 書式・様式 雛形(ひな形) テンプレート01
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家賃値上げ(賃料増額)の請求を拒絶する内容証明書の見本・サンプル
本テンプレートは家賃値上げ(賃料増額)の請求を拒絶する内容証明書の書き方の例です。
ワードで作成しています。
借主は、家主からの一方的な家賃値上げの請求にそのまま従う必要はありません(借地借家法11条)。
借地借家法
(地代等増減請求権)
第十一条 …
2 地代等の増額について当事者間に協議が調わないときは、その請求を受けた者は、増額を正当とする裁判が確定するまでは、相当と認める額の地代等を支払うことをもって足りる。ただし、その裁判が確定した場合において、既に支払った額に不足があるときは、その不足額に年一割の割合による支払期後の利息を付してこれを支払わなければならない。
つまり、家賃値上げに納得できないときには、これを拒絶したり、あるいは、自分が相当と認める家賃を提示することができます。
ただし、この場合でも当然、従来の家賃または自分が相当と考える家賃は支払う必要があります。
なお、家主がこれを受け取らない場合には、法務局に供託することができます。
供託することで、家賃を支払ったことになり、これで家賃不払いによる賃貸借契約解除、遅延損害金の支払いといった不利益を避けることができます。
以上を踏まえ、本テンプレートは以下のとおりの例文にしています。
件名等は省略しています。
貴殿から平成○○年○○月○○日付の家賃増額請求書を受領しました。
申し入れを検討いたしましたが、現在月額○万円の賃料を平成○○年○○月分から月額○万円に増額するとの貴殿の請求には、本賃貸物件の立地条件[築年数]等を考慮すれば、当方としては承諾できません。
したがって、従来どおり一か月○万円の賃料をお支払いいたします(←拒絶する場合)。
増額するとすれば、一か月○万円が相当であると考えますので、この金額を平成○○年○○月分よりお支払いいたします(←自分が相当と認める家賃を提示する場合)。
もし、受け取りを拒否される場合には、上記金額を供託することになりますので、よろしくお願いいたします。
ポイントのひとつは家賃の増額請求を拒絶する理由付けです。
ここでは一般的に「立地条件」「築年数」をあげていますが、家賃増額に値しないと考える実際の、より適切な(相手を納得させるような)理由があれば、それを記載してください。
また、家賃値上げを100%拒絶する場合と、一部値上げは認め自分が相当と認める家賃を提示する場合の2通りの例文を掲載していますので、どちらかをお選びください。
その他、実際にご使用になる場合には、ご使用になる事情・状況等に応じて適宜文章表現を変更・追加・削除してください。
なお、文書の書式は内容証明のフォーマット(26字20行以内)にしたがっていますので、このまま内容証明郵便で出すことができます。
では、家賃値上げ(賃料増額)の請求を拒絶する内容証明書の見本・サンプル・雛形・たたき台としてご利用・ご参考にしてください。
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