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辞任届（取締役）の内容証明の書き方・例文・文例 書式・様式・フォーマット 雛形（ひな形） テンプレート（内容証明郵便）01（ワード Word）

取締役の辞任届の内容証明の見本・サンプル

本テンプレートは取締役の辞任届の内容証明の書き方の例です。

ワードで作成しています。

会社法により、株式会社と取締役との関係は、委任に関する規定にしたがうとされています。

会社法
（株式会社と役員等との関係）
第三百三十条 　株式会社と役員及び会計監査人との関係は、委任に関する規定に従う。

ここにいう「委任に関する規定」とは、民法で規定されている委任に関する条文のことで、したがって、法律的には、取締役はいつでも辞任できるということになります。

なお、辞任は、会社に対する一方的な意思表示によって効力が生じ、会社側の承諾は必要ありません。

民法
（委任の解除）
第六百五十一条 　委任は、各当事者がいつでもその解除をすることができる。

辞任の意思表示は、あとで「言った。言わなかった」と争いになるおそれがありますので、通常は書面（一般的には辞任届といわれています）により行います。

そして、その書面が会社に到達した日に効力が生じます（到達主義。民法97条1項）。

ここで注意を要するのは、辞任届を出しても、会社側が退任登記の手続きをとらず、依然として登記簿上取締役として表示されている場合は、当該取締役は株主を含む第三者に対して、対外的に損害賠償責任を負うことがあるということです（これを第三者責任といいます）。

そこで、こうした事態を回避するため、辞任届は配達証明付きの内容証明郵便で出します。

以上の法律上の知識をふまえて、本テンプレートは内容証明書の書式で以下のとおりの文面にしています。

件名・後付けは省略しています。

　私は、平成○○年○○月○○日の株主総会で貴社の取締役に選任され、現在に至っておりますが、このたび一身上の都合により、辞任いたしたく存じます。
　つきましては、本書面到達日をもって辞任日といたしますので、到達次第、すみやかに取締役辞任の登記手続きをしていただくよう、お願い申し上げます。

実際にご使用になる場合には、ご使用になる事情・状況等に応じて、適宜、文言・文章表現を変更・追加・削除してください。

なお、文書の書式は内容証明のフォーマット（２６字２０行以内）にしたがっていますので、このまま内容証明郵便で出すことができます。

では、取締役の辞任届の内容証明の見本・サンプル・雛形・たたき台としてご利用・ご参考にしてください。

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