敷金返還請求書の書き方・例文・文例 書式・様式・フォーマット 雛形(ひな形) テンプレート01(内容証明郵便)(ワード Word)
敷金返還請求書の内容証明の見本・サンプル
本テンプレートは敷金返還請求書の内容証明の書き方の例です。
ワードで作成しています。
国土交通省のガイドラインは、経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は賃借人が負担する必要はないことを明確にしています。
したがって、賃貸借契約書で賃借人の原状回復義務の範囲に関する明確な合意がされていない場合には、敷金を満額返還せずに修繕費(たとえば、壁クロス交換等)、クリーニング代などで敷金債権(賃貸人から見れば敷金返還債務)を相殺することは認められません。
内容証明郵便で敷金返還請求書を出すことで解決がつく事例も多いと聞いていますが、解決がつかない場合には最終的には敷金返還訴訟と言うことになります。
金額の多寡にもよりますが、もっとも利用されるのが少額訴訟制度です。
本テンプレートでは以上をふまえて、以下のとおりの文面にしています。
件名・別記・後付けは省略しています。
私は貴殿と平成○○年○○月○○日に◯◯県◯◯市◯◯町1-2-3 ◯◯マンション ◯◯号室について賃貸借契約を締結しました。契約締結の際には、貴殿に敷金として金○○万円をお預けしております。そして、平成○○年○○月○○日に契約が終了しましたが、私は平成○○年○○月○○日に同建物を明け渡しております。
したがって、貴殿には私に対して敷金◯◯万円の返済義務がありますが、平成○○年○○月○○日、貴殿は私に「◯◯費用」として◯◯万円を差し引いた残金◯◯万円を支払う旨の見積書を送付してきました。
しかし、建物には経年変化、通常の使用を越えるような損耗がありませんので、国土交通省のガイドラインによれば、私には上記費用を負担する義務はなく、敷金は全額返済されるべきです。
よって、本書面到達後◯日以内に敷金◯◯万円満額を下記口座あてにお支払いくださるよう請求いたします。
なお、上記期間以内にお支払いなき場合には、ただちに裁判所に少額訴訟の手続きに入りますので、あわせて申し添えます。
建物明渡し義務と敷金返還義務はいわゆる同時履行の関係にありません(敷金の返済を請求するには先に建物を明け渡す必要がある)ので、すでに建物が明渡し済みであることなどの事実を時系列に沿って簡潔に記載したあと、国土交通省のガイドラインを根拠に敷金返済請求をし、もし支払いがない場合には、少額訴訟の手続きに入る旨を記載しています。
なお、文書の書式は内容証明のフォーマット(26字20行以内)にしたがっていますので、このまま内容証明郵便で出すことができます。
では、敷金返還請求書の内容証明の見本・サンプル・雛形・たたき台としてご利用・ご参考にしてください。
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