契約解除合意書の書き方・例文・文例 書式・様式 雛形(ひな形) テンプレート(基本書式)(ワード Word)03(docx形式)(中間型)
契約解除合意書の基本書式の見本・サンプル
本テンプレートはワードで作成した契約解除合意書の基本書式の見本・サンプルです。
本文で解除する契約を特定した上、別記で同契約を合意解除する旨とその効果等を記載するスタイルにしていることが特色です。
最初に用語を整理します。まずは、解除と解約の違いです。解約は将来に向かって消滅するのに対して、解除は契約が遡及的に消滅する(=契約がはじめからなかったことになる)という点で両者は異なっています(民法)。
賃貸借契約などの継続的契約関係の終了では契約を遡及的に消滅させるわけではありませんので、「解除」ではなく「解約」という用語を使用します。
次に、解除と合意解除の違いです。通常、解除と言えば(民法で規定されている)法定解除を指し、法定解除は当事者間の取り決めがなくても所定の事由が発生すれば法律(民法)上当然に(法定)解除権が発生します。
「契約は守られなければならない」というのが私法の大原則ですが、この原則を貫徹するとさまざまな不都合が生じる場合がありますので、例外的に契約の拘束から当事者を解放することを定めたのが(法定)解除制度です。
この(法定)解除は一方当事者から他方当事者に対する一方的意思表示によって行われますが、合意解除は両当事者の合意に基づいて行われます。
また、当事者の合意に基づくので、合意解除の効果が遡及する(=契約がはじめからなかったことになる)かどうかなども含めて、合意解除の効果は基本的に当事者間の合意によって決まります。
合意解除については次のページなども参考にしてください。
さて、本テンプレートの記載項目(書式・様式)ですが、デフォルトでは以下のとおりです。
- タイトル(「契約解除合意書」)
- 本文…解除する契約を特定します
- 別記…合意解除する旨とその効果を記載します
- 後文
- 後付け
- 日付
- 署名欄
上記項目のうち、先述したように「本文」では解約する契約を特定します。
◯◯◯◯(以下「甲」という)と◯◯◯◯(以下「乙」という)は、甲乙間で締結した令和◯◯年◯◯月◯◯日付◯◯◯◯契約(以下「原契約」という)につき、下記の通り合意した。
そして、「別記」で同契約を合意解除する旨とその効果・条件などを箇条書き形式で明記します。
また、「後文」としてお決まりの次の文面も加えています。
以上、本合意の成立を証するため、本書を2通作成し、甲乙署名捺印の上、各1通を保有する。
なお、フォント・フォントサイズ、文字飾り(太字等)や行間隔(空白行による調整などを含む)・行数、ページ余白などのデザイン・レイアウトその他フォーマットにつきましては、お好み等により変更・調整してカスタマイズしてください。
以上、契約解除合意書のテンプレートは以下のリンク(「無料ダウンロード」)から入手できます。
では、契約解除合意書の見本・サンプル・ひな形・たたき台のひとつとして、ご利用・ご参考にしてください。
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