経営計画書―利益計画書の雛形(ひな形) テンプレート01(エクセル Excel)
利益計画書の書式・様式・フォーマット
本テンプレートは、エクセルで作成した利益計画書のフォーマットです。
利益計算書とは、管理会計でいうところの経営計画書のなかのひとつの計画書です。
会社等は利益の獲得を目的としています。
そして、利益は、一般的には次の計算式で算出されます。
利益 = 売上 - 費用
しかし、この計算式における利益の姿は、単なる受動的な「結果」として表されています。
そこで、利益を「結果」ではなく、「目標」として位置づけ、まずは目標利益を最初に設定したうえ、この目標利益を達成するために必要な売上高はいくらか、そして、さらに、この必要売上高を達成するためにはどうすればいいか(→売上計画書)…という流れで、順次経営計画書を作成していきます。
思考方法で言えば、「…したい、ではそのためにはどうすればいいか」という発想法で思考していくわけです。
そして、そのための文書テンプレートが利益計画書です。
利益計画書の詳細については、次のページを参照してください。
利益計画書は変動損益計算書をベースに作成します。
変動損益計算書は、費用・経費を変動費と固定費に大別して損益計算書をわかりやすく組み替えたものです。
両者の書式・様式は同じです。
ただし、変動損益計算書が実績に基づいた現実の数字で構成されているのに対し、利益計画書は目標とする数字で構成されることになります。
先述したように、損益計算書や変動損益計算書では、利益は日々の売上や支出した費用の「結果」として集計・計算されます。
しかし、利益計画書では、これとは真逆に、まず目標とする利益を設定します。
この目標利益の決め方等については、次のページを参照してください。
利益計算書―目標利益(目標経常利益) - 簿記勘定科目一覧表(用語集)
そして、目標利益が決まったら、次の計算式から、自動的に(その利益を達成するために必要な)売上高がわかります。
必要売上高=限界利益(固定費+目標利益)/変動損益計算書の限界利益率
利益計画書―必要売上高(目標売上高・売上目標) - 簿記勘定科目一覧表(用語集)
なお、利益を上げるには、基本的には次の3つの方法に大別されます。
- 売上高を上げる
- 変動費(変動費率)を下げて限界利益(限界利益率)を上げる
- 固定費を下げる
変動費や固定費については、次のページを参照してください。
利益計算―利益―費用―変動費 - 簿記勘定科目一覧表(用語集)
利益計算―利益―費用―固定費 - 簿記勘定科目一覧表(用語集)
そこで、利益計画書を睨みながら、売上高を上げるための計画を立てたり(→売上計画書)、変動費(変動費率)を下げる(=限界利益(限界利益率)を上げる)にはどうすればいいかを考えたり、固定費の各項目をいかに節約していくかという固定費の計画を立てたりします。
また、エクセルを使って、売上高を上げてみたり、変動費(変動費率)を下げてみたり、固定費を下げてみたりしてみて、その結果、利益がどう変化していくかをシュミレーションしてみるといいでしょう。
では、利益計画書の見本・サンプル・雛型・たたき台として、ご利用・ご参考にしてください。
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