経営計画書―資金繰り表(資金繰表)の作り方 フォーマット 見本・雛形(ひな形) テンプレート(無料)01(個人事業主・SOHO・主婦向け)(エクセル Excel)
資金繰り表のサンプル
本テンプレートは、エクセルで作成した資金繰り表のフォーマットです。
資金繰り表があると心の平安が保てる(数値化することで不安の正体を明らかにできる)、自分が取るべき行動の明確な指針ができる…などの大きなメリットがあります。
ちょっと大げさかもしれませんが、資金繰り表は人生の羅針盤です(どうして学校でこういう知識を教えないのか不思議です)。
会計の世界で言うところの管理会計ということなのですが、どうも市販の会計ソフトで(自分に合った)管理会計を行うことは難しいようです。
会計ソフトは基本的には外向けの企業会計(財務会計)を目的としているからでしょうか。
なお、資金繰り表は、経営計画書のひとつとして位置づけることもできます。
昨今キャッシュフロー経営がクローズアップされていますが、『実学入門 経営が見える会計』の著者田中靖浩氏によれば、キャッシュフロー経営とは費用・収益ベースの財務諸表(貸借対照表と損益計算書)の世界から収入・支出ベースの家計簿の世界という原点への先祖返りとのことのようです。
必要に迫られてこのエクセルによる資金繰り表を作りました。
会計ソフトのような複雑な処理は一切行っていませんが、この単純な一枚のシートが実に役立ちます。
決して難しいものではないのに、どうしてもっと早くこうした類の管理シートを作らなかったのかと後悔しているぐらいです。
なお、資金繰り表と似た会計シートに収支計画書(収支計画表)があります。
収支計画書と資金繰り表との違いなのですが、それは前者は損益計算書(売上・収益・費用)を基本とする実現主義(収益)・発生主義(費用)に基づいているのに対し、後者は入出金ベースの現金主義(一種のキャッシュフロー表)に基づいているという点にあると私は理解しています。
日々の営業活動の指針・目標として収支計画書は必須のものですが、収支計画には現実のお金の支出・回収のタイミングという観点がないので、たとえ事業が採算がとれ、利益が出ているにもかかわらず、一時的に資金が不足し、資金繰りがつかないために倒産という事態もありえます。
したがって、収支計画とは別に、簡単でもいいので資金繰り表を作成してキャッシュの流れを管理することはとても大切なことだと思います。
さて、本テンプレートも他のテンプレートと同様カスタマイズしやすい作りとなっています。
たとえば、項目名などは自由に変更・追加して下さい。「売上」→「主収入」、「その他収入」→「副収入」とか、「固定費」→「最低固定生活費」、「変動費」→「特別支出」などいうように専門用語に囚われず自分が分かりやすいようにネーミングすればいいかと思います(あくまで、内向けの管理会計ですから)。
その他自分の生活状況に合わせてご自由にカスタマイズし、資金繰り計画にお役立て下さい。
家庭の主婦や個人事業主・SOHOの方などがご使用になることを想定してあります。
では、資金繰り表の見本・サンプル・雛型・たたき台として、ご利用・ご参考にしてください。
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