家賃・賃料の値下げ(引き下げ・減額)のお願い(お願い文・お願い文書・お願い文章)・交渉・依頼(依頼書・依頼文書)(家賃・賃料減額請求)の書き方・例文・文例 書式 雛形(ひな形) テンプレート(ワード Word)02(docx形式)(ビジネス文書形式②)(基本)
ビジネス文書形式の家賃・賃料の値下げ(引き下げ・減額)のお願い文(依頼書・交渉文書)の例文・文例
本テンプレートは家賃・賃料の値下げ(引き下げ・減額)のお願い文(依頼書・交渉文書)の書き方の例です。
ワードで作成した通常の一般的なビジネス文書形式の様式です。
ビジネス文書のもっとも基本的な書式テンプレートであるビジネス文書の基本書式(別記が箇条書き形式)(Word)をベースにして作成したタイプです。
なお、賃料は契約書に値下げすることができるという条文がなくても、値下げを請求することはできます。
借地借家法で、借主に賃料の値下げを要求する権利が認められているからです。
逆に、貸主にも賃料の値上げを要求する権利が認められています。
詳細については、次のページを参照してください。
基本知識―地代・家賃の値下げ(減額・引下げ・値引き)の交渉・請求 - 手続き・申請・届出・内容証明郵便など法律問題
本テンプレートの記載項目はデフォルトでは以下のとおりです。
- 前付け部
- 日付
- 宛名
- 発信者
- タイトル(「家賃減額[値下げ]のお願い」)
- 本文
- 別記(物件の特定)
上記項目のうち、「本文」の文章表現・文言は以下のとおりです。標準的な内容ですが、汎用的な文面で実用性が高い文書です。
拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、私は貴殿から平成◯年◯月◯日より下記物件を賃料一カ月◯万円で賃借しております。当初の契約から[賃借を始めてから]すでに◯年余りが経過しましたが、その間周辺地価は大幅に下落しています。加えて、物件の築年数や近傍類似の建物の賃料などに照らすと、現在の賃料は不相当であると勘案いたします。
つきましては、賃料を令和◯◯年◯月分から一カ月金◯万円に減額[値下げ]して頂きたく、本書面にてお願い申し上げます。
(まずは、書面をもちまして家賃減額[値下げ]のお願いまで。)
「本文」中の[]内は別表現、()内は省略可であることを表しています。
この「本文」の段落構成は、以下のとおりビジネス文書の基本的な書き方・書式にしたがったものになっています。
- 前文(「起句」)
- 頭語…「拝啓」など
- 挨拶…時候の挨拶など
- 主文…本来の要件(家賃・賃料の値下げのお願い)を記載する
- 主文①(「承句」)…「さて」等の接続詞(起辞)から始めて、要件①(現在の賃料は不相当であること)を記載する
- 主文②(「転句」)…そして、「つきましては」等の接続詞(起辞)から始めて、「承句」を受けこれを展開・発展させる形で要件②(家賃・賃料の値下げのお願い)を記載する。
- 末文(「結句」)…「まずは」等の接続詞(起辞)から始めて、前文と同様に定型的な挨拶文(「書面をもちまして家賃値下げのお願いまで」等)などを書いて文章を締める
ポイントは主文①の家賃の値下げをお願いする理由付けの箇所です。本テンプレートでは、家賃の値下げをお願いする具体的な理由の例として周辺地価の下落・物件の築年数・近傍類似の建物の賃料という事情をあげています。
こうした段落構成をきちんと意識したうえで文章を作成すれば、相手方の理解を得やすい論旨が明快な文書になるのではないかと思います。
なお、段落構成の考え方については次のページなどを参考にしてください。
社外ビジネス文書の書き方・例文・文例 書式・フォーマット 雛形(ひな形) テンプレート04(基本形)(無料)(DOC形式)(ワード Word)
そして、次の「別記」で賃貸借契約書などに記載されている「建物の表示」を記載し、賃貸借契約の目的物である物件を特定します。
これら「本文」の文章表現等につきましては、実際にご使用になる状況・必要性・お好みなどにより、適宜、追加・修正・削除してください。
また、フォント・フォントサイズ、文字飾りや行間隔(空白行による調整などを含む)・行数、ページ余白などのデザイン・レイアウトその他フォーマットにつきましても、お好み等により変更・調整してカスタマイズしてください。
以上、ビジネス文書形式の家賃・賃料の値下げ(引き下げ・減額)のお願い文(依頼書・交渉文書)の例文・文例のテンプレートは以下のリンク(「無料ダウンロード」)から入手できます。
では、家賃・賃料の値下げ(引き下げ・減額)のお願い文(依頼書・交渉文書)の見本・サンプル・ひな形・たたき台のひとつとして、ご利用・ご参考にしてください。
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